Verde Island Diving Information
ヴェルデ島はマニラのあるルソン島とその南のミンドロ島の間に位置する南北4km 東西5km程の島でその南側はヴェルデ水路と呼ばれるフィリピンの航航の重要なパッセージがある。
このアニラオから続くヴェルデアイランドパッセージはコーラルトライアングルの生物多様性の中心地の一つといわれ、アニラオからプエルトガレラの海域には2500種類以上のリーフフィッシュが生息しているといわれている。
水路の狭まっているところの流れはかなり早く、数百年前の帆船の時代には航海の難所でありいくつもの船が沈んでいる。ヴエルデ島にはサバンビーチからバンカーボートで片道1時間弱で島に渡る。主に島の南側パッセージを1日2-3ダイブ潜る。東側のドロップオフと南側のスロープが主体で流れの速いリーフ沿いをドリフトするのが基本。
島の周囲はサンゴに覆われたウォールにスポンジや大きなシーファンが根付いている。どのポイントも多数のハナゴイがウォール沿い群れ、バレルスポンジも多いのでコモドに似たイメージがある。強い流れの中にカスミアジ、ギンガメアジ、ツバメウオ、コショウダイの群れやリーフシャークが回ってくる。 ヴェルデアイランドチャネルでは大きなイルカの群れにも遭遇することがある。
主なポイント
①Trap Off (Verde Wall)
本島から離れた3つほどの突き出た岩場の周りのピナクル状の地形を潜る。ウォールには流が速いためにハナガイが群れ、ソフトコーラルがぎっしりと育っている。水深30mくらいの深場にはツバメウオやコショウダイの群れがシーファンの周りを徘徊している。ウォールの棚に視線を移すとウミウシやカエルアンコウ、ウミヘビもいることも。ダイビングボートはこの岩場には船が近づけないので少し離れた場所からのブルーウオーターアセント(リーフ沿いではなくリーフから離れた場所で浮上)が多くなる。
②Baugon Wreck
木製の船の沈船ポイント。
マニラからスペインにシルクやスパイスを運ぶ途中で沈んだスペインの帆船が水深数メートルの浅瀬に沈み、船の竜骨のみが残っている。このことからもヴエルデ島のパッセージは流れが早く、中世の輸送船にとっても難所だったことを物語っている。このスペイン船に積まれていた600年前の中国の明代の陶器の一部はキャプテングレッグダイブショップの2階のレストランに展示されている。
③Washing Machine (Drift Dive)
ソフトコーラルに覆われた流の早いスロープをドリフトで潜る。浅場のリーフのサンゴは美しく、コーラルパッチの下には多くのミノカサゴが休んでいる。カスミアジやギンガメアジ等の群れが回ってくる。
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