KIMBE BAY Diving Information

ニューギニア島北東にあるニューブリテン島の北西部にキンベ湾はあります。湾内にはいくつかの小島と小さなリーフが点在し、約860種の魚、345種のサンゴが生息する生命の宝庫とも言うべき海は、透明度が高く、ビギナーから楽しむことができます。潮当たりがよいポイントではバラクーダやギンガメアジなどの回遊魚も回って来ます。また、豊かに生育した多種多様のサンゴに覆われた景観は圧巻で、まるで竜宮城のようです。キンベは、ピグミーシーホースが発見された海としても知られています。世界のダイバーが集まる快適なリゾート、ワリンディ・プランテーションリゾートをベースに日帰りで潜るスタイルが一般的ですが、クルーズでしか潜れない湾の沖合いのスポットもあります。 周りは火山に囲まれているため、ここには温泉となっている川や、ホタルの木など見所が沢山あります。
近年はバードウォッチンッグの拠点としても賑わいを見せています。
ポイントは大きく分けてリゾートの前、湾内、湾の東側のキンベ島、ウイリアムズ岬の周辺ですが、湾内のボミー を中心に潜られています。 湾内は水温が高く、平均28度前後、高いときには30度近くになることもあります。5~12月は乾期にあたり、ダイビングのベストシーズンでもあります。

主なポイント

■キンベ湾 
①THE HANGING GARDENS
ワリンディ・プランテーション・リゾートから数分のところに位置するポイントです。水面から水深27mまで垂直に切り立った壁があり、オーバーハングなどのダイナミックな地形が楽しめます。壁からは長く伸びたカイメンが下がっており、ヒカリキンメダイやウミウシ、貝など夜行性の生物が多く、ナイトダイビングにも適しています。
②NUMUNDO REEF
ワリンディ・プランテーション・リゾートから数分のところに位置します。リーフはなだらかに傾斜し、ミノカサゴをはじめさまざまな魚が見られます。
①SCHUMANN ISLAND
ワリンディから北へ22kmのところに位置する島です。砂地やサンゴの周辺で珍しい生物が見られます。パンダクラウンフィッシュや共生するポルセラインクラブは見つけやすく、砂地をよく探すとワラスボや共生ハゼ、ヒメオニオコゼ、シャコ、ガーデンイールも見つかります。サンゴの周囲にはオイランヨウジウオやさまざまなスズメダイ、ギンポが見られます。
②RESTORF ISLAND
SCHUMANNISLANDの近くにある島です。島の北東側の壁は豊かなウミウチワやブラックコーラルに覆われ、グレイリーフシャークやマンタなど大型の魚が姿を見せます。時期によってはゴマモンガラが砂地に巣をつくりますが、卵を守るため攻撃的になるので注意が必要です。砂地ではヤッコエイも見られます。
・DONNA’S REEF
RESTORFリーフの東に約3kmに渡って続くリーフの最南端に位置します。トップは水深1mほどの浅瀬で、エダサンゴやテーブルサンゴが重なり合うように広がっています。小さな生物が溢れる水中庭園のようで、マクロ派ダイバーにとっては、美しいエビやホワイトパイプフィッシュなどを探すのも楽しみです。
③JOY’S REEF
マクロ撮影の好ポイントです。干潮時には水面に顔を出すリーフで、水深24~35mの砂地に向かって切り立ったドロップオフになっており、東側の壁は小さな生物の宝庫です。砂地にはカイメンやウミウチワに彩られたサンゴの根が点在し、カニハゼも見られます。
④CHRISTINE’S REEF
メインのリーフと近くにある小さなリーフの間にある根のポイントで、ウミウチワやヤギ、ミズガメカイメン、ウミユリなどに覆われています。イソギンチャクも多く、ウミウチワを探すとかなりの確率でクダゴンベの姿も見られます。スノーケリングでも楽しめるポイントです。
・KIRSTY JAYNE’S REEF
トップは水深4mのリーフで、水深18mのあたりにはソフトコーラルやウミウチワ、ヤギやサンゴなどに彩られたカラフルな風景が広がります。スパインチークアネモネフィッシュや紙のように薄くヤギの間を逆さの姿勢で泳ぎ回るちょっと変わったヘコアユの仲間などが見られます。
・VANESSA'S REEF
浅場で水深18mとやや深いポイントです。大きなオレンジ色のカイメンやウミウチワ、ヤギ、ミズガメカイメンなどに彩られています。深場ではグレイリーフシャークやバラクーダの群れが見られることもあります。
・SUSAN'S REEF
水深1~22mのポイントで、ヤギの群生が見事です。東側は壁で、北西側はサンゴに覆われたスロープになっています。浅場はエダサンゴが元気よく枝を伸ばし、カクレクマノミが棲んでいます。アケボノハゼやニチリンタテハゼなどの小さな魚探しも楽しめるポイントです。
⑤INGLIS SHOAL
ワリンディから北北西に約30kmのところに位置するポイントです。トップは水深12mほどで、サンゴの群生が見事です。そこから垂直に切り立ったドロップオフが続き、水深30m以深では大型の回遊魚やハンマーヘッドの群れが見られることもあります。浅場ではバラクーダやギンガメの群れがしばしば見られます。メジロザメと出遭うこともあります。
⑥SOUTH EMA REEF
トップが水深10mの隠れ根で、カイメンやウミウチワが見事に群生しています。リーフフィッシュの数も多く、大小さまざまな魚が見られます。浅場はスノーケリングでも楽しめ、時にはウミガメが見られることもあります。運がよければ、水深35mほどの深場でピグミーシーホースを見つけるかも知れません。
・NORTH EMA REEF
メインリーフのトップは水深約1mほどで、水深35mにはカラフルなソフトコーラルやウミウチワ、ヤギに覆われた根があります。根の周囲ではハンマーヘッドが姿を見せることがあります。透明度がよく魚影も濃いので、ワイド写真を撮るのに最適です。
⑦BRADFORD SHOAL  
ワリンディからボートで約1時間のところにある、深場のリーフのポイントです。水深20~27mまでがスロープになっていて、その先は切り立った壁が続きます。根のトップは大型のテーブルサンゴに覆われています。深場ではバージェスバタフライフィッシュやヤイトヤッコ、ハーレクイングルーパーなど、珍しいリーフフィッシュが見られます。リーフのトップでは、ギンガメアジやバラクーダ、ツムブリの群れが見られるほか、グレイリーフシャークやハンマーヘッドも期待できます。
⑧CAPE HEUSSNER
砂地のスロープにガーデンイールやシュリンプゴビーがいます。大きなスポンジとウミウチワにリーフ沢山あります。エイやサメも回ってきます。
・SOUTH BAY REEF-CECILIE'S WALL
CAPE HEUSSNERの南のリーフで、レースコーラルの覆われたリーフにスルバーチップシャークが深場に現れます。 
⑨KIMBE ISLAND BOMMIE 
ワリンディ・プランテーション・リゾートから北東に船で約1時間のところにある、キンベアイランドの周囲にあるポイントのひとつです。水深27m以上と深く、色とりどりのソフトコーラルやヤギの群生が見事です。回遊魚との遭遇率も高く、さまざまな魚が見られます。ハシナガイルカが見られるポイントとしても知られています。
⑩OTTO’S REEF
ワリンディから東北東へ約30kmのところにあるリーフです。水面直下から急激に落ち込むドロップオフになっていて、カイメンやブラックコーラルに覆われたクレバスやオーバーハングなど複雑な地形が楽しめます。
⑪PALUMA REEF
ワリンディから約48km、ホスキンズ半島からほど近いところにあるポイントで、ソフトコーラルが見事なことで知られています。水深22mにある根が水深25~33mでメインのリーフとつながっています。ソフトコーラルは1m以上の巨大なものもあり、色とりどりのウミウチワやヤギは、ワイド撮影の恰好の被写体になっています。
■キンベ湾東部
⑫FATHER'S ARCH
トップが水深25mにある水中のアーチで、ソフトコーラルやヤギに彩られ、見られる魚も豊富です。
⑬FAIRWAY REEF
LOLOBAU島の南西20kmに位置するポイントです。メインリーフと小さな根に分かれていて、根の周囲ではバラクーダが高確率で見られるほか、グレイリーフシャークやシルバーチップシャークもしばしば姿を見せます。
⑭LOLOBAU ISLAND OFFSHORE REEFS
・Fairway Reef 小さなボミーと背の周りをバラクーダとサメが徘徊しています。
・Jayne's Gally 二つのリーフの間のチャネルはソフトコーラルとウミウチワに覆われ、流れに乗ってサメや回遊魚の群れが現れます。

キンベ /ホットスプリングリバー

キンベ湾、ウィトゥ諸島サイトマップ

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