Port Moresby Diving Information
パプアニューギニア首都のポートモレスビーの周辺のエリアは、コーラルシーに面した海域で沿岸沿いには都会の周辺とは思えない素晴らしいバリアリーフが広がります。この一帯はオーストラリアのグレートバリアリーフに近い生態系を有しています。西にはポートモレスビー湾を取り囲むいくつかのパッセージがあります。東側のリゾートのあるロロアタ島とその周辺のブートレスインレットという入江が、格好のダイビングスポットとなっています。
主なポイント
■ポートポレスービー沖合
①BEACON
バシリスクパスに面したポイントでウォールにオーバーハング、クレバズ、トンネルが多くあります。ここではウミヘビとよく遭遇します。外洋に向かうパッセージの入り口付近の浅瀬には、海草が草原のように広がる藻場があり、クマノミなど小さな魚の生息地になっています。海草に擬態しているヘコアユも多く見られます。
②OWEN STANLEYS
バシリスクパスの外側、SINAVI REEF外洋側にあたるポイントで、谷あり丘あり垂直に落ち込むドロップオフありと複雑な地形が楽します。コーラルシーからの海流がウォールに直接あたるため、ここには多くの回遊魚の群れとそれを狙うサメが集まってきます。
③FISHERMAN'S ISLAND AREA
ピンクのソフトコーラルに覆われた、3つのひび割れたボミーがあります。15mのクラックからエントリーし、30mほどの砂地まで潜ります。ボミー間の砂地にはトラフフザメやナースシャークがよく休んでいます。
④LAGAMARA
リーフのウォールには沢山の割れ目やクレバスがあります。エビ、ウミウシなど小物、イーグルレイ、グレー&シルバーチップシャークなどがいます。
⑤NEW MARINE #7
水深30mに人工的に沈められた沈船。ソフトコーラルとスポンジに覆われた船体にはミノカサゴが多数生息しそこに群がる小魚を狙ってます。周囲の砂地にはサカタザメやオオセが生息しています。
⑥BASILISK PASSAGE AND THE FINGER
ポートモレスビー沖のパッセージで外洋に向かうほとんどの船がここを通過します。流れが速く、グレーリーフシャークやハンマーヘッドがいつも回遊しています。
パッセージの西側のリーフは黄色いマッシュルームレザーコーラルに覆われ、黄色い草原のようです。岩場の砂地には2mほどの巨大なオオセがよく潜んでいます。浮上後はポートモレスビーのビル群が見え都会でダイビングをいしているような不思議な感覚におそわれます。
■ブートレスインレット沖合い
⑦LION ISLAND
島影のポイントなので海が荒れていても潜ることが可能です。小さな沈船の回りにはニシキフウライウオ、フタボシミノカサゴ、ワニゴチが生息しています。
BOSTON HAVOC A20 AIRCRAFT: 戦闘機が沈むポイント。周囲には巨大なシャコガイが点在しています。
⑧PATCH REEFS
6mくらいから30-40mまでスロープになっていて、ナイトダイビングに適したポイントでコウイカが見られます。
⑨SUSIE'S BOMMIE
深場にサンゴのピナクルがあり、とても小さなピグミーシーホースがいます。ワニゴチ、ナポレオン、コショウダイなどが現れにぎやかです。
⑩SUNKEN BARRIER
パッセージの西側のサイトで流れが速いですが、そのせいかサンゴはぎっしり生息しています。
BIG DROP: リーフの南西の端のポイントで、水深100mに及ぶ垂直の壁がリーフ沿いに続いています。水深40mには大きなシーファンが生息しています。浅場は透明度は悪くても深いところはクリアーです。ハンマーヘッドやシルバーチップが回って来るほか、巨大なマラバグルーパーが主のように棲みついています。
右側の紫のウミウチワにはピグミーシーホースが隠れています。色とりどりのストーンフィッシュもよく見ることできます
⑪PACIFIC GAS(NANYOUMARU)
全長65mの沈船。船首は水深14m、船尾は43mにあり、デッキエリアにはオレンジのニシキフウライウオが通年棲んでいます。船首にはジャイアントグルーパーのクリーニングステーションも。
⑫HORSESHOE REEF
馬蹄型のリーフでバラエティに富んだ生物が生息している代表的なサイトで、PAI,PARAMAなど沈船をはじめ多数のダイビングポイントがあります。オルカの目撃報告もあります。
END BOMMIE : ホースシューリーフの突端のパッセージに面したポイントです。ここには若いホワイトチップシャークがテーブルコーラルの下で休んでいます。
ここにはボロカサゴが棲みついていて、極めて珍しいピンク色のボロカサゴも目撃されています。 反対側のボミーのトップには赤ちゃんホワイトチップシャークや10m四方にイソギンチャクが生息しそこにはクマノミの大家族が暮らしています。
ポートモレスビー景観
ポートモレスビー・ロロアタサイトマップ
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